私が使っているWindows7のノートPC「Panasonic Let’s note CF-J10」には、オリジナル機能で「クイックブートマネージャー」というものがあり、有効にするとWindowsの起動が早くなるそうです。
研究その3 起動時間 最短約9秒 | レッツノートJ ラボラトリー | パソコン(個人向け) | Panasonic
このパソコンにして1年ほど経ちますが、今頃知りました。。。
早速、この機能を有効にしてみます。
その前に、どれほど早くなるのか検証するため、ざっくりと現状の起動時間を計ってみます。
だいぶ使い込んでいるので、クリーンインストール時よりも起動は遅くなっているような気がしますが。今回、そこは気にしないものとします。
ちなみに、私のモデルはHDDモデルでCPUがCORE i3なので、シリーズの中では低スペックなほうです。
ここでは起動時間を「電源が完全にオフの状態からをオンにして、デスクトップのファイルが表示されるまで」としておきます。
現状の起動時間
現状の起動時間は以下のとおりです。
1回目 | 1:02.6 |
---|---|
2回目 | 1:03.4 |
3回目 | 1:00.4 |
4回目 | 1:04.1 |
5回目 | 1:13.6 |
およそ1分ちょっとといったところです。いつもは何か用があって電源を入れるので「遅いなぁ」と思う事が多いのですが、こうやって数字でみると早い気がしますね。
かんたん高速起動
スタートメニューより「クイックブートマネージャー」を検索、起動します。
そこで「かんたん高速起動設定モード」を選択します。
「かんたん高速起動設定を使用する」にチェックを入れて完了ボタンを押します。これだけです。処理も一瞬です。
以下、設定後の起動時間です。
1回目 | 51.4 |
---|---|
2回目 | 48.6 |
3回目 | 55.3 |
4回目 | 48.9 |
5回目 | 44.3 |
すばらしい!効果は明確ですね!10秒は早くなったでしょうか。
続いて次のステップへ。
高速起動詳細設定
先ほどのクイックブートマネージャーより、今度は「高速起動詳細設定ウィザードモード」を選択します。
その中で復元ポイントに関する設定画面があります。
そこで復元ポイントを削除します。次に「復元ポイントを定期的に作成する機能を無効にする」にチェックを入れて完了ボタンを押します。復元ポイントの削除、機能を無効にするのは少々時間がかかります。私の場合は1時間ほど待ちました。
また、この操作後にはディスクの最適化が勧められるので、それに従い最適化を実行します。
これがものすごく時間がかかります。私の場合4時間ほど待ちました。
さらにはSSDの場合に設定できる項目があるようですが、私のマシンはHDDなので関係ありません。
それ以外に設定できる項目は「かんたん高速起動設定モード」と重複しているようなので、既に設定済みということになります。
さて、以下、可能な限り設定した場合の起動時間です。
1回目 | 47.6 |
---|---|
2回目 | 46.5 |
3回目 | 46.5 |
4回目 | 58.5 |
5回目 | 57.8 |
うーん。これはほとんど効果がないようですね。
復元ポイントは作成したほうが保全として役に立ちそうなので、この設定は無効にしておきます。
平均すると約65秒が約50秒に、つまり13%ほど改善したことになります。
体感としては「あ。早くなったかも」と思う程度ですかね。
勝手に大きな期待をしていただけに、劇的改善とまではいきませんでした。
メーカーとしてそのような機能を用意したPanasonicさんはすごいと思いますが。
ただ、これ以上を望むのであれば、やはりSSDにのせかえるか、ウルトラブックに買い替えるしかないんですかね。
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