eclipseに代わるWeb統合開発環境として以前から「Brackets」を検討していのですが、思い切って乗り換える事にしました。
Brackets – A modern, open source code editor that understands web design.
eclipseは私がJavaプログラマだった頃から愛用していて、それに慣れていたということもあり、Web業界に入ってからも利用し続けていました。
しかし、jQuery、WordPress、HTML5、CSS3やSassなど新技術への対応がいまいちです。プラグインを入れたり、細かく設定すればよいのですが、それが面倒なこともあります。がんばった割には完全に機能させることができずに四苦八苦というこの頃でした。
そして何より動作が重い。やたらメモリを消費するので、最近のモバイルPCでの開発には向いていません。
そこで、以前から話題になっていた「Brackets」に注目していました。
「Edge Code」としてAdobeに組み込まれそう?有料になっちゃうのかな?ということで、導入を見送っていたのですが、この度、正式にオープンソースとして独立したようです。
2014 年 11 月: Edge Code は Brackets となりました。今後、Edge Code の開発は行われません。Edge Code と同様の機能を持つ軽量なコードエディター Brackets へ移行してください: (Adobe公式サイト https://creative.adobe.com/ja/products/code より)
これを切っ掛けに、eclipseからBacketsへの乗り換えを決意しました。
Bracketsをインストール
Bracketsの導入は簡単で、先述の公式サイトからインストーラをダウンロードしてインストールするだけです。
eclipseのようにJavaも必要ありません。
ちなみに私が動作確認した環境は以下のとおりです。
- Windows 7 64bit
- Brackets 1.1 + Extract (Preview) by Adobe
「Extract」は、どうもAdobe Photoshopと連携してコーディングが劇的に楽になる技術、のようですが、こちらについては後日試してみたいと思います。
実際に使用してみて
まだ少ししか触っていませんが、eclipseからBracketsに乗り換えた率直に感じた感想をあげます。
メリット
- 動作が軽い
- HTML5、CSS3、jQueryなどのコード補完やカラーピッカー機能が便利
- eclipseのようにプロジェクト毎に「.settings」「.buildpath」「.project」といったファイルを生成しないのでsubversionやgitを使ったときにゴミファイルが発生しない
デメリット
- 文字コードはUTF-8のみ対応なのでSHIFT-JISなどベースにしたプロジェクト開発はできない
プラグインなど拡張機能も充実してきているようなので、もう少し深くいじってみたいと思います。
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