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ソフトバンクからauにMNPで乗り換えて約半年。使ってみた感想です。

ソフトバンクからauにMNPで乗り換えてから約半年が経ちます。

MNPに至った経緯はこちらより
ソフトバンクからauに乗り換えました(MNP)

J-PHONE、vodafone、ソフトバンクと看板は何度か変わりましたが、10年以上使用し続けた後の初めてのキャリア変更。
そんな私が単純にソフトバンクとauを比較した個人的な感想を書きたいと思います。

ここで、携帯のキャリアの話題については何だか派閥のようなもので、よく友人同士で自慢大会や欠点の指摘し合いになりがちです。
しかし、最初にことわっておきますが、個人的にはどちらも応援していませんし、ネガティブキャンペーンもするつもりはありません。なるべく中立的に、率直な感想を書きたいと思います。

「乗り換えの動機その1-電波の悪さ」について

結果だけいうと、auにしてから電波の感度は上がりました。この半年に圏外になったことは1度もありません。対してSoftBankの時は、確かに圏外の地域がありました。

最近、ソフトバンクから電波改善をうたうキャンペーンがすごいですが、もはや接続率の比較はあまり意味を持たないような気がします。3社が97%以上の接続率ということは、どこもよくつながるという事です。そんな数値よりも、つながるかどうかの問題は各ユーザの生活範囲に依存するほうが大きいかなと。
例えば、極端な話、あるユーザの生活範囲があるキャリアのつながらない3%の地域だった場合、まったく使い物にならないという事です。

さて、話は少しズレましたが、ここで言いたいのは電波が入るかどうかというより、つながるかどうかという回線の質についてです。

私の場合、ソフトバンクでは電波が入っている場所では確実につながりました。しかしauになってからは、電波は入っているがつながらないという現象が度々発生しました。
また、この端末は仕事でも使用しているのですが、クライアントから通話の品質が悪くなって何を言っているのか聞き取れない場合があるという指摘を受けるようになりました。もちろんクライアントはキャリア変更した事は知りません。

この事をサポートに問い合わせたところ、何を訴えても「混雑時にはつながりにくくなることもあるので、お近くのWi-Fiスポットをご活用ください」の一点張り。
Wi-Fiで通話できるのかな?

つまり、よく電波が入るのはauで、よくつながったのはソフトバンクでした。
もちろん、前置きしたように、この辺は個人差があるのでしょうね。

「乗り換えの動機その2-モバイル通信」について

当時、モバイル通信が必要という事で、テザリングを禁止していたソフトバンクからauに乗り換えました。auにしたことでテザリングができるようになったという点では大変満足しています。カフェなどにノートPCを持っていって、のんびりネットサーフィンするという事も可能になりました。

細かいことをいうと、auのWiMAXに対応した機種を選択したのですが、WiMAXよりも3Gのほうが感度もよく、速度も出ます。もちろんこれも地域によると思いますが。
WiMAXサービスは月に1度でも通信すると、月額固定で500円が請求されるので、私の場合はWiMAXがついていない機種を選択するべきでした。
誤ってWiMAXアイコンをタップしただけで500円です。

また、先ほどのつながりにくいというお話に関連して、テザリングできない時があります。回線が混雑してるのか、アクセスポイントが不安定な時がたまにあります。
せっかくカフェに入ったのに、何もできずにコーヒー代だけ払って出るということもしばしばです。
この点についてはどのキャリアも同じ質なのではないかと。日本全体として公衆のWi-Fiスポットのインフラ整備はまだまだこれからだなと思うところです。

さらには、MNP乗り換え後になって、ソフトバンクがテザリング解禁を発表しました。私が乗り換える前は、そのような気配は一切ありませんでしたが。もう少し早く言ってくれれば。
こちらは単純に回線の質などを比較できませんが、ソフトバンクを試してから移っても遅くなかったかなと、少々悔やまれます。

「乗り換えの動機その3-乗り換え時のコスト」について

前回は乗り換え時のコストについてお話しましたが、ここでは乗り換え後の月々のコストについて比較してみたいと思います。

私のソフトバンクとauでのサービス契約内容はほとんど変わりません。

  • 3G回線の定額パケット使い放題
  • 2年縛り契約の約1,000円の基本料金
  • スマホ本体の分割支払い(24ヶ月)
  • あんしんパックみたいなオプション

携帯の請求書はわけのわからない項目がたくさんあり複雑です。恐らく複雑さの中には、高いのか安いのか判断を鈍らす幻覚作用のようなものがあるような気がします。

ここでは細かい内訳の比較は省きます。
私の場合、メールも通話もほとんど使いませんが、同等のサービスを受けて月当たりの支払い額は以下のとおりです。

ソフトバンク 約8,000円 / 月
au 約11,000円 / 月

もちろん、全体のサービスの質など含めると、細かい内訳までみないとお得度は判断できませんが、金額だけみるとだいぶ負担は大きくなった気がします。

まとめ

ソフトバンクはダメだという風潮が強い中で、他のキャリアへの期待は大きかっただけに、実際にMNPをしてみるとそれほどメリットは感じることはできませんでした。
また、決め手はテザリングだったので、ソフトバンクのテザリングの質が良ければ、返り咲きたいくらいです。
ソフトバンクユーザのみなさん、テザリングの調子はどうですかね?

【追記】この記事をまとめた直後にこのような報道がありました。
iPhone 5でのau「4G LTE」75Mbpsサービスの実人口カバー率が14%だったことが判明 – GIGAZINE

こうなると、他の帯域の接続率などいろいろと疑わしくなってきますね。
もしかしてauがつながりにくいと感じている方は私以外にもたくさんいらっしゃるのかな。

B!

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