最近ではFlashといっても多岐にわたります。Webサイトであったり、ゲーム、バナーやAIRアプリケーションなど。詳しくはないですが携帯でもFlashがあります。
要件に応じて最適な構築方法も異なると思いますが、そんな手法の一つとしてProgressionを試してみたいと思います。
ProgressionはFlash CS3~CS5に対応したフレームワークで、特にフルFlashサイトを構築する場合にその威力を発揮するようです。
標準のWebのような構成、つまり、ページがいくつか存在して、グローバルナビゲーションがあって、といったことをFlashで実現しようすると、結構たいへんだったりします。それぞれボタンを作成して、イベントを設定して、タイムラインを制御してなど、毎度繰り返しのめんどくさい作業が発生します。
そんな作業をProgressionでは比較的、軽減してくれるようです。
今回はそのProgressionをインストールしてみたいと思います。
Progression4をインストール
今回のインストール例の環境はAdobe Flash Professional CS5です。下記の公式サイトより対応したProgression 4 日本語パッケージをダウンロードします。
Progression – Framework for Flash
ダウンロードしたファイル「Progression4-ja-CS5.zxp」をダブルクリックすると、Adobe Extension Managerが起動するので、指示に従いインストールを完了させます。Adobe Extension Managerがインストールされていない場合は、、、分かりません。。。
動作確認
実際にインストールされているかどうか確認してみます。
Flashを起動して、メニューの「ウィンドウ」から「その他のパネル」の中に「Progressionプロジェクト」をクリックして、以下のサブウィンドウが開けばとりあえずインストールは成功でしょう。
プロジェクトの新規作成
上記画面より「新規作成」をクリックすると、プロジェクトを作成することができます。
作成の際に必要な項目としては、まず基本タグから「プロジェクト名」「書き出し先」を指定します。「種類」はプログラマ向けは「クラス」を選択します。「プレイヤー」は支障がなければ最新のFlash Player 10が良いでしょう。「環境設定」は場面に応じて選択します。フルFlashサイトの場合は「Webコンテンツ」がよいでしょう。
さらにActionScriptタブの中からFlashDevelopに対応させるにチェックを入れると、FlashDevelopのプロジェクトも同時に生成してくれます。環境によりますが、FlashDevelopを使用している人にとっては便利です。
後は「作成する」ボタンを押せば完了です。
「作成する」ボタンを押してもエラーになりプロジェクトを生成できない
私も初めはつまづきました。
「作成する」ボタンを押すと以下のエラーが発生します。
以下の JavaScript エラーが発生しました :
これだけじゃ、何のこっちゃですね。
原因だけ言うと、書き出し先の指定の仕方に問題があるようです。以下のような通常のエクスプローラのパスではダメのようです。
C:test_project
参照ボタンから辿れば分かりますが、以下のように指定します。
file:///C|/test_project
これはちょっとはまりそうな罠ですよね。
これでインストールは完了です。さて、何か作ってみようかな。