SoftbankのAndroid携帯電話「HTC Desire」を使い始めて約半年が経ちました。
当時はものめずらしかったスマートフォンも、ここ最近で一気に広まり、各キャリアから新作もどんどんリリースされ、iPhoneなどはいたるところで見かけるようになりましたね。
さて、周りのスマートフォンに切り替えようかと悩んでいる友人から「スマートフォンってどうなの?」と聞かれることが多々あります。そこで、あくまで個人的な意見でしかありませんが、私の半年間使ってみた感想をまとめてみます。
メリットとしてPCにある程度依存している人には便利
私はWeb業界で技術者として仕事をしていることもあり、メールを細かくチェックしたり、Webのニュースやブログに目を通したりといった日常をおくっています。自発的ではありませんが、最近ではTwitterをやらされたり、Facebookをやらされたりもしています。これまでは、それらメディアをチェックする度に、いちいちパソコンの電源を入れていました。
しかし、スマートフォンを手にしてからは、その作業がだいぶ楽になりました。長々とWindowsの起動画面を見つめることもなくなりましたし、スマートフォンだと場所も選ばないので室内外問わず、少しの時間さえあればどこでもメールやツイートのチェックが可能です。
逆に、普段からPCを使わない人にとっては、そこまでメリットもないんじゃないでしょうか。
私の知人にそのような人がいますが、前の携帯電話を持っている頃と比べて変化したことといえば、ゲームするようになったぐらいだそうです。
デメリットとしてバッテリーとメモリ容量が足りない
スマートフォンはパソコンのように仕様としてCPUが表記されています。そこまで詳しくはないですが、やはり性能が良いほど電力消費量も大きいのではないでしょうか。
私の機種も性能は悪くはありません。ただ、バッテリーの消耗も激しいような気がします。
Youtube動画を見続ける、カーナビとしてGoogleマップを起動し続ける、といった比較的処理が重そうなことをし続けると、すぐにバッテリー容量がなくなります。厳密に測定したわけではありませんが、フル充電でも4、5時間で電源が落ちます。
飲み会の席で話題の中心となることもあり、皆の手に渡りめぐって、いろいろとアプリを触られて、なんて事になると、一周して戻ってくる頃には20%ほど消耗しています。
知らない間にアプリが暴走していたらしく、CPUがフル稼働だったようで、寝ている間に電源を使い果たし、朝、目覚ましが鳴らずにあせった事がありました。これは一番困る。
消耗が激しいときは、やはり熱も発生するので「大丈夫か?」と思うほど、端末が熱いこともあります。
もう一点は、内部メモリの問題です。私の機種は内部メモリが576MBです。初めは、SDカードを外部メモリとして増設できるから問題ないと思っていましたが、実際はそうではありませんでした。
というのもアプリには外部メモリに対応しているものと、そうでないものがあります。また、外部メモリに対応していたとしても、全てを外部メモリに移せるわけではなく、本体の内部メモリには必ず残るのです。つまり、SDカードを増設すればアプリインストールし放題なんてことはなくて、アプリを入れれば入れるほど、内部メモリは圧迫されるということです。
例えば、必須とも言えるアプリケーションを見てみると、
「Adobe Flash Player」は外部メモリに対応しておらず、内部メモリを12MBほど使用します。
「Googleマップ」も未対応で、内部メモリを11MBほど消耗します。
話題の「Skype」はSDカードを利用できますが、内部メモリに4.6MBほど残ります。
※私の場合、です。
もちろん内部メモリを消費するのはアプリケーションだけではないので、アプリをどんどんインストールしていると、すぐに容量不足に陥ってしまいます。
私の場合も既に容量不足が続いており、新しいアプリをインストールする余裕はありません。新しいものを入れる場合には、どれかを捨てなければならないという選択に迫られています。
つまりは、スマートフォンを選択するにあたって内部メモリ容量は重要という事なのです。
せっかくなので、これを機会に他の機種を調べてみました。
SoftBank GALAPAGOS 005SH | 512MB |
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au REGZA Phone IS04 | 400MB |
au IS05 | 400MB |
docomo Xperia arc SO-01C | 512MB |
docomo GALAXY S SC-02B | 512MB |
auの表記は正しいのかな?
というよりも、どこも似たり寄ったりなんですね。
私はスマートフォンにして良かった
メリットやデメリットを挙げましたが、総じて私の場合、スマートフォンにして良かったと思います。それは先にも述べたように少なからずメリットがあったからです。
逆に、メリットがない人にとっては、大きな失望を目の当たりにすることもあるのではないでしょうか。実際に周りには、メールアプリケーションの設定が分からないとか、無線LANの設定をしたらインターネットができなくなったなど、以前当たり前にできたことができなくなったということで、混乱している人たちもいるようです。
デメリットも挙げましたが、そこは時間が解決してくれるでしょう。アプリを作る側も容量を抑えるように工夫してくれると思うし、ハードウェアだって本体メモリの容量増加、バッテリー増量は必須でしょう。あと1年もすれば新しいスマートフォンに切り替える事を検討したいと思います。
使う人の目的により、その感想はさまざまだと思いますが、一例として私の意見も参考になればと思います。