前回、Windows7マシンでのReadyBoostでは期待した性能改善は得られませんでしたが、今回はWindows VistaのノートPCで検証してみます。
私の所有しているノートのVistaマシンは、ほとんど使わずにほこりをかぶった状態で放置していました。Vistaは使い勝手悪いし、その割には古いノートPCに高負荷なので、技術的なお仕事には不向きですね。
ReadyBoostを導入することで少し快適になるのなら、何かに使おうかなと期待を込めて。
スペックは以下の通りです。
機種 | Panasonic Let’s note R6 |
---|---|
OS | Windows Vista |
CPU | Core Duo U2400 |
メモリ | 1GB |
HDD | 60GB |
ReadyBoostに使用したメモリはBUFFALOのマイクロUSBメモリー4GB「RUF2-PS4G-BK」。マイクロソフトによるとVistaのReadyBoostでは最大4GBまでしか認識しないようです。また、ノートPCなのでUSBがささっている事が気にならないようにマイクロUSBを選択してみました。
導入方法はWindows7の時と同じです。
実際にケース毎に体感速度を測定してみました。測定結果は複数回、測ったものの平均です。
ReadyBoost | 通常 | |
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OS起動 | 65秒 | 61秒 |
OSシャットダウン | 20秒 | 28秒 |
Internet Explorer起動 | 15秒 | 12秒 |
う~ん。これまたWindows7と同じく微妙。検証の仕方が悪いのかな。
まあ前回にも述べたように、体感速度以外の知らないところで、リソースをうまく活用してくれているのだろうと信じましょう。
常にUSBもピコピコ光ってるし、こいつもがんばっているはずだ!
ということでお役に立つかどうか、結論、ReadyBoostはPCには優しいようですが、体感速度などといった使用感で劇的に何かが改善することはないようです。