ネットワーク構成変更で旧サーバから新サーバに切り替えることになり、Subversionのリポジトリを移動させました。
バージョンとしては、移行元
Ubuntu9.10 Subversion1.6.5
から
WindowsXP Subversion1.6.6
への移行です。
SubversionではOSなどのプラットフォームには依存しないようで、基本的にはMacも含めて移行が可能のようです。
まずは、移行元でリポジトリのバックアップを取得します。例えば、リポジトリの場所が「/usr/svn/repository」の場合
> svnadmin dump /usr/svn/repository > ./dump.dat
を実行します。実行時のメッセージを見ても分かるとおり、1コミットずつ取得するので、コミット数が多いとそれなりに時間もかかりますし、「dump.dat」ファイルの容量も大きくなります。ダンプの取得が終了したら、ファイルをWindowsXPのほうに移動させます。
次にWindowsXP側に新しいリポジトリを作成します。例えば「C:repository」の場合、コマンドプロンプトを開いて、以下のように新規リポジトリを作成し、先ほどのダンプファイルを流し込みます。
C:Usersuser>"C:Program FilesSubversionbinsvnadmin.exe" create C:repository C:Usersuser>"C:Program FilesSubversionbinsvnadmin.exe" load C:repository < C:dump.dat
Subversionのbinフォルダに環境変数を設定すると、コマンドを省略できますが、今回は割愛。こちらも時間がかかります。私の場合、約5000コミットで3時間ほどかかりました。
最後に、svnサービスと立ち上げて移行が成功しているかどうか確認します。
C:Usersuser>"C:Program FilesSubversionbinsvnserve.exe" -d -r C:repository
注意が必要なのは、リポジトリの設定ファイル「C:repositoryconfsvnserve.conf」や「C:repositoryconfpasswd」などは移行されないということです。こちらは直接ファイルを持ってきて置き換えましょう。
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