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大容量USBメモリexFATを使う場合の注意点

技術的に古い情報かもしれませんが、最近体験したことを書き留めておきます。

これまで、データを外部に持ち運ぶなんてことがほとんどなかったので、USBメモリを使う機会もありませんでした。
しかし、つい先日、どうしてもクライアント先に媒体経由でデータを納品しなければならないという事があったので、USBメモリを使ったのですが、クライアント先のPCでUSBメモリを認識してくれないという問題が発生しました。

クライアント先で使えなかったUSBメモリ

USBメモリは16GBのTOSHIBA製のものを購入しました。最近は大容量かつ安価なメモリが増えましたね。購入後は自身のPCでフォーマットしました。フォーマットをした環境はWindows 7、形式は「exFAT」です。

それまで「exFAT」という名を聞いたことがなかったのですが、大容量向けということだったので「16GBだしこっちのほうがいいのかな」と特に気にせずフォーマットしました。
しかし、クライアント先で使えなかった理由はここにあったようです。

「exFAT」とは

exFATとは先ほども述べたように大容量向けのフォーマット形式です。FAT32が最大容量32GBなのに対して、exFATだと16EBまでサポートできるとのこと。
見たことのない単位ですが、EBとは「エクサバイト」と呼び、GB「ギガバイト」の10億倍の容量だそうなので、最大サポート容量が約5億倍になった計算になるんですかね。
また、FAT32では1つのファイルの最大容量が4GBなのに対して、exFATは制限がないそうでうす。

ただ、OSによりサポートしていないものがあります。Windowsでいうと、exFATをサポートしているのはWindows 7、Vista Service Pack 1以上、XP Service Pack 2以上で、それ以外の環境ではUSBを挿しても認識してくれません。

つまりは、クライアント先のPCがWindows XP SP1以下だったため、ファイルを読み書きできなかったのです。
IE6の問題と一緒で、いつ古い環境を切り離すかというタイミングの問題がありますが、先走ると痛い目を見るという事ですかね。
そういうわけで、しばらくはFAT32に再フォーマットして使いたいと思います。

そもそも、16GBのメモリなので、exFATでフォーマットする必要もなく、FAT32で十分だったんですね。

B!

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