システムアップグレードへのジレンマ

「MovableType3.3を改修してほしい」という依頼を受けました。

作業する側としては、開発環境としてMT3のサーバを用意したいのですが、環境を構築しようにも、すでにMT3はダウンロードができない状態。

「Movable Type 3.x のダウンロードは2008年12月26日をもって終了しました。」

ここは、ベンダーとしてMT4へのアップグレードを進めたいところですが、クライアントとしては費用を抑えたい一心なのです。うまくメリットを伝えたいところですが、ぶっちゃけ、言うほどメリットもないんですよね。つまり、機能的にはMT3でも十分なわけです。

PHPも同じくPHP4のサポートが終了し、PHP5での運用が奨励されています。

技術屋からしたらPHP5で仕事をしたいのですが、いかんせんPHP4のシステムはたくさん残っており、未だに多くのPHP4のコードを書いていたりします。

Windows XPが根強く、Windows Vistaへの移行がスムーズではなかったり、その他にも似たような例はあります。

つまりは、現状で「ある程度満足」なんですよね。アップグレードすることで劇的に良くなるわけでもなく、そのコストよりは現状維持を選ぶわけです。

そんな中、Windows7やPHP6へのアップグレードが予定されていますが、どれほど需要や期待があるんでしょうかね。