スマートフォンやhtml5+CSS3など新技術に四苦八苦。jQuery、AjaxなどJavaScriptも難しいですね。そんなWebに悩む人のネタ帳です。

「ownCloud」をレンタルサーバにインストールする方法です。
「ownCloud」はPHPベースのオープンソースで、サーバにインストールすることでDropboxのような環境を構築することができます。
ownCloud.org

「Dropbox」、「Google Drive」や「OneDrive」を使えばよい話ですが、「クラウド」つまりよく分からない領域に個人的ファイルを保存しておくのが気持ち悪いと考える人も少なからずいるはずです。
また、これらのクラウドサービスに障害が発生した場合に、泣き寝入りする以外ありません。
さらには、使い勝手にちょっとした不満がある時に、「ownCloud」はPHPベースなので、ある程度カスタマイズが可能です。(たぶん)

そこで今回、レンタルサーバ「heteml」に「ownCloud」をインストールしてみます。
検証した環境は以下のとおりです。

レンタルサーバ heteml
ownCloud 9.0.1

インストール

公式サイトよりパッケージをダウンロードします
Getting Started with ownCloud | ownCloud.org

「Download ownCloud Server」から最新のソースアーカイブをダウンロードし、解凍後、Webサーバへアップロードします。

owncloud-9.0.1.zip

アップロードしたソースにブラウザからアクセスすると、以下の画面が表示されます。

ownCloud install

ownCloud install

ユーザ名とパスワードを入力して「セットアップを完了します」を押した後に、画面が管理画面に遷移すれば、ひとまずインストールは完了です。

設定を変更して再インストールする

ownCloudを「/owncloud/」にインストールした場合、デフォルトでアップロードしたディレクトリは「/owncloud/data/」となります。
またDBはSQLiteを使用します。

アップロードディレクトリを変更したり、DBの種類をSQLiteかMySQLから選択(8.xはPostgreSQLも選択可能)できるのはインストール時で、インストール後は変更できません。
但し、再インストールは簡単にできます。

「/owncloud/config/config.php」を開き、以下のパラメータをfalseに変更します。

'installed' => false

再度ブラウザからアクセスすると、初めのインストール画面となるので、そこで保存ディレクトリとDBの種類を選択してインストールを進めます。
MySQLを利用する場合は、DB名、ユーザ名、パスワード、ホスト情報が必要になります。

セキュリティ&セットアップ警告について

これまでの状態でも利用できますが、インストール後に「セキュリティ&セットアップ警告」といったメッセージが表示されることがあります。
可能な範囲で問題を解決して、セキュリティ強化を図ります。

いくつかのファイルで整合性の確認に失敗しました。この問題を解決するための詳細情報はドキュメントにあります。 (不適正なファイルのリスト… / 再スキャン…)

調査中

HTTP経由でアクセスしています。security tipsを参照して、代わりにHTTPSを使用するようサーバーを設定することを強くおすすめします。 instead as described in our .

HTTPで運用している際に表示される警告メッセージです。HTTPSに切り替えれば解決します。

このサーバーはインターネットに接続していません。この場合、外部ストレージのマウント、更新の通知やサードパーティ製のアプリ、といった一部の機能が利用できません。また、リモート接続でのファイルアクセス、通知メールの送信のような機能も利用できないことがあります。すべての機能を利用するには、このサーバーのインターネット接続を有効にすることをお勧めします。

cURLの問題のようで、cURLをアップグレードすれば解決するようです。

NSS バージョン (NSS/3.xx.xx Basic ECC) の古い cURL を使っています。OSを更新するか、この機能 アプリストア または クラウド連携共有からアプリをインストール もしくはアップデート が正しく動くアプリに更新してください。

1つ前の懸案と同件です。cURLをアップグレードします。

“Strict-Transport-Security” HTTP ヘッダが最小値の “15768000” 秒に設定されていません。 セキュリティを強化するため、セキュリティのコツを参照して、HSTS を有効にすることをおすすめします。

調査中

メモリキャッシュが設定されていません。パフォーマンスを向上するために、可能であれば memcache を設定してください。 より詳しい情報については、ドキュメント を参照してください。

調査中

You are currently running PHP 5.xx.xx. We encourage you to upgrade your PHP version to take advantage of performance and security updates provided by the PHP Group as soon as your distribution supports it.

ownCloudのパフォーマンスを発揮するには現在のPHPのバージョンが古いので、PHPのバージョンアップを奨励しています。
具体的にどのバージョンが必要なのかは、ownCloudのバージョンにもよるようです。

その他のセキュリティについて

いわゆる自身で管理するファイルストレージなので、セキュリティ面で対策できる範囲はやっておいたほうがよいでしょう。

データディレクトリの変更

先ほどのインストール時のアップロードディレクトリ変更について、web公開ディレクトより上の階層を指定したほうがよいでしょう。

例えばweb公開ディレクトリが「/web/」、インストールディレクトリが「/web/owncloud/」の場合、デフォルトのアップロードディレクトリは「/web/owncloud/」となります。これをweb公開ディレクトリより上の階層「/data/」などにするとよいでしょう。

接続ユーザをIPで限定する

「config.php」に以下の記述を追加することで、ownCloudに接続可能なユーザをIPで限定することができます。

'trusted_domains' =>
	array (
		0 => 'localhost',
		1 => 'example.helog.jp',
		2 => '192.168.xxx.yyy',
	),

接続するユーザが限定的で、IPが固定など特定できるのであれば有効な設定です。

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